アフェッテイ・ムジカーリ

オランダのハーグで'87年に結成された古楽アンサンブル

繊細で胸を打つ表現の中に音を奏でる喜びが伝わる

 

 

 

1987年にオランダ、ハーグで結成。アンサンブルの名前は1617年にマリニーニによる器楽曲集「アフェッティ・ムジカーリ:音楽の情感」の名に由来する。1991年、オランダ、ユトレヒトでの第5回古楽アンサンブルコンクール第2位を受賞し、ユトレヒト古楽祭に参加、一躍注目を集める。レパートリーはルーラ、フレスコバルディ、カステッロといった初期バロックからテレマン、ヘンデル、バッハなど後期バロックを中心としている。確実なテクニックとその演奏スタイルは各紙にても絶賛され、その繊細で胸を打つ演奏は聴くものを納得させるものがある。

■リコーダー アレッハンドロ・モギャリンスキー Alejandro Mouguilansky

1955年アルゼンチン生まれ。ブエノスアイレスのコレギウム・ムジクムを経て、ユトレヒト音楽院にてL.メイリンクとM.ロートに学ぶ。1987年ソリストディプロマを得て、アフェッティ・ムジカーリを結成。

■ヴァイオリン 赤津眞言 Makoto Akatsu

1963年東京生まれ。国立音楽大学在学中より、小野萬里にバロックヴァイオリン、室内楽を千歳千徳に学ぶ。1987年よりハーグ音楽院にてS.クイケンに師事。このアンサンブルの他、コンチェルト・グレンデ、ラ・プティット・バンド等のメンバーとしても活躍。

■チェロ マーイケ・ルーロフス Maaike Roelofs

オランダ生まれ。スヴェーリンク音楽院にてビルスマに、ブレーメン古楽アカデミーでルーリンデンに師事。数々の古楽コンクールに入賞。コープマン指揮のECバロックオーケストラに参加し、ヨーロッパツアーを行うなど各地で演奏活動を行っている。

■チェンバロ カルメン・レオーニ Carmen Leoni

イタリア生まれ。ヴェローナ音楽院にてフォルニにオルガンを、スペインにてチェンバロをゴンザーレス=ウルオルに師事。'90年よりハーグ音楽院にてオッホの元で更に研鑽を積み、'93年ソリスト・ディプロマを得て卒業。現在、アフェッティ・ムジカーリのメンバーのほか、ラ・プティット・バンド及び、多数のオーケストラアンサンブルと共演している。

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