ヴァンサン・ラルドゥレ

最新CDが「レコード芸術」2018年5月号で特選!
ラヴェル直系の傑出したフレンチ・ピアニズム

 

燦めくエスプリと濃密で詩的な感性がラルデルからあふれ出る

幅広いピアニズムを各誌が賞賛
「レコード芸術」2018年5月号誌上において、最新CDアルバム〈ドビュッシー:映像第1集/前奏曲集第2巻〉が“特選”の評価を受け、特に前奏曲集第2巻の演奏は絶賛された。
その輝きに満ちた並外れた演奏と高い評価を受けている録音により国際的に認知されている。
欧米各誌は、次のように賞賛した。

 「叙情的な表現の驚くべき繊細さ」(クラシカルショップ誌/イギリス)
 「多様で色とりどりの音色」(ファンファーレ誌/アメリカ)
 「まるでオーケストラのようにピアノで表現する」(クラシカ誌/フランス)

 

ラヴェル《夜のガスパール》

 

数多くのコンクールに優勝
フランスの国立リュエイユ・マルメゾン音楽院にて学び、最優秀技巧賞を受賞。ドイツのリューベック音楽大学にてゲルバーに師事。同じ時期にバルセロナのマリア・カナルス国際音楽コンクール、幻の巨匠といわれたラザール・ベルマンが審査員をつとめたイタリアのカラブリア国際ピアノコンクールやフランスのブレスト国際コンクールなど数々の国際ピアノコンクールに優勝した。


卓越した音楽解釈
ヴァンサン・ラルドゥレの音楽の解釈は、彼が献身的に学んできた音楽史の分析やその音楽学的なアプローチによって成され、彼のレパートリーは、スカルラッティからブーレーズまで多岐にわたる一方、スクリャービン、ファリャ、フローラン・シュミットなどの作品にも熱心に取り組む。ペルルミュテールがラヴェルとともに注釈を加えたラヴェルの楽譜を受け継ぎ、その完成にも尽力。


つねに絶賛が寄せられる録音
録音はナクソス、シャンドスなどからリリースされ、これらも音楽各誌から国際的に高い評価を得ている。
〈フローラン・シュミット:サロメの悲劇〉〈ラヴェル:ダフニスとクロエより3つの抜粋〉では世界初録音を果たし、2014年には〈ラヴェル:オーケストラとピアノの名手〉が、ミケランジェリとツィメルマンの録音に匹敵すると評され、2015年にはラヴェルの2つのピアノ協奏曲の録音が、アメリカ・フォンファーレ誌によって年間ベストレコーディングに選ばれている。

2016年、フランス、ストラスブールの音楽祭“Piano au Musée Würth(ヴュルツ美術館のピアノ)”の芸術監督に任命された。

コンサート・ピアニストとして、チューリッヒ、バルセロナなどヨーロッパ各国、アメリカで活躍し、ラ・フォル・ジュルネなどのメジャーな音楽祭に招かれている。室内楽分野では、彼自身の2台ピアノと打楽器のアンサンブルをはじめ、ドビュッシー・カルテットなど傑出したアーティストと数多く共演。さらに、ピアノの国際コンクールの審査員やマスタークラスの講師もつとめている。
2018年は、絶賛を浴びた2016年に続いて2度目の日本公演である。
スタインウェイ・アーティスト。

 

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